任期付教員をやってて、任期が切れたので、退職したわけだけど、
いわゆるポスドク研究員として、研究を続けるという選択肢もないわけじゃあ、
なかった。
じゃあ、なんで辞めたのか?
そもそも、研究者になろうと思ったのは、たぶん・・・
分からないことが分かるのがオモシロかったから。
自分で疑問・問題を設定して、そして、解いていく。
それが、楽しかった。
それって、誰かの役にたつものではないし、
役に立とうなんて、だいそれたことは考えるべきではなかった。
ところが、役に立たないものには、存在価値がないのかもしれない。
と、悩みだしたのが、運の尽きだったのだろうと思う。
真面目すぎるのが自分の欠点であると、つくづく認識するのだが、
政治的な駆け引きで唱えてるようなお題目をイチイチ真に受けて、
役に立つ研究成果をあげなきゃいけないと思うようになった。
まともな大人なら、建前では、
役に立つ研究成果を強弁して装いつつ
疑問を持たずに、役にもたたない研究を堂々とやるのだろうと思う。
その辺が、真面目すぎて・・・というか、ガキなんだろうなと思う。
「役に立ちなさい」と言われ続けたので、役に立つことをやりたくなった。
たぶん、研究者のままでは、人の役に立つことは、俺にはできない。
(できる人はいると思うけど)
と、思ったから。だから、研究者を辞めた。
じゃあ、何で人の役にたとうか?
そう考えて、1年が過ぎつつある。
今、思ってることを漠然というと・・・・
人の豊かな生活を支えたい。
精神的な豊かさってのを感じる手伝いがしたい。
・・・・というような感じ。
そんな仕事って、どんな仕事かな? (→
一応、今やってる仕事)
#ギター職人?
それも真面目に考えたんだけどね・・・
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