先日の計算で、ピックアップの等価回路がなんとなくわかった気がするんですが、
ホントにあってるのかどうか、ちゃんと自前でピックアップのインピーダンスを
測ってみたくなったんだけど・・・・
#スペクトルアナライザ・・・
1台80万円也 遊びで買うには、ちょっときついな。
まぁ、できないことは、さっさとあきらめて(と、いいつつ、虎視眈々なんだけど)
とりあえず、パソコン上でできそうなことということで、
それっぽい等価回路でシミュレーションを走らせてみました。
(
Linear Technologyが無償提供してくれてる
LTspiceっていう電子回路シミュレーター使ってみました)
で、周波数特性を見てみたわけですが・・・
まあ、なんとなく、分かったようなわからんような感じで・・・
ともかく、LTspiceって面白そう。という記事です。
ご興味、ご関心とお時間のあるかたは、是非、
続きをどうぞ。
[2回]
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・・・続きです。
ギターに接続するアンプとかのデバイスの内部抵抗は、1MΩと設定するのが
お約束らしいので、とりあえず、それに従ってみる。
この間計算でだしたシングルコイルピックアップの回路に、アンプをつないで、
アンプ(の内部抵抗、下の図でいうとR6)にかかる電圧を見てやる。
ということで、インピーダンスの周波数特性のグラフのピークとほぼ同じ、およそ6.5kHzにピークがでます。
しかし、まあ、さすがに、シールドで繋ぐんだから、
シールドの静電容量は無視しちゃいかんだろう。
ということで、シールドの容量を300pFということにして、繋いでみます。
パッと見、あんまり変わった気がしませんが、
これだけで、ピークが4.5kHzぐらいまで左にづれてます。
じゃあ、ボリュームコントロールをつけるとどうなるか?
まずは、シールドの静電容量を考慮しない場合(というか、無視できるぐらい容量が小さいとすれば)
あたりまえですが、ボリュームを絞る(緑→青→赤)と、確かに電圧が低下します。
それよりなにより、ボリュームコントロールをつけると、ピークの高さが劇的に変化します。
(ピックアップのところの絶縁抵抗の大小がピークの尖り具合を決めてたのと同様です)
んで、ピークの位置は、ちょっとだけ左によりますが、ほぼ変わりません。
シールドの容量を考慮する場合。
ボリュームを絞ると、ピークの位置が右にづれて、元の6.5kHz付近までもどってきます。
#どうしてでしょう?
まあ、長いシールドを使う時は、ボリュームによって、トーンが変わるので注意
・・・ということかな?
じゃあ、今度は、ボリュームコントロールじゃなくて、トーンコントロールをつけた場合
まずは、シールド容量なし(上)とシールド容量あり(下)
基本的な特徴はあんまり変わらない。トーンを絞るとピークが小さくなる。高音域が落ちる。
というわけで、全体としては、どんな感じかというと
まあ、なんとなく、分かったようなわからんような。こんな感じです。
#LTspiceって面白そう。という記事でした。
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http://guc.blog.shinobi.jp/%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%89%A9%E7%90%86/%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E5%91%A8%E8%BE%BA%E5%9B%9E%E8%B7%AF%E3%81%AE%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E7%89%B9%E6%80%A7ピックアップ周辺回路の周波数特性