風力発電のプロジェクトから声がかかって、その直後に大震災がありました。
原発の採算性のなさについては、事故後の賠償を考えなくとも、既にダメダメだよな、
とは思ってましたが、風力発電についても、一機あたりのコストと発電量を考えると、
かなり辛そうだなぁ~というところです。
(もちろん、なんとかしようと、技術屋さんたちが、かなり頑張って考えているみたいですが)
もうちょっと手軽に、自宅での発電ってのも、わりと流行ってるようで、
ちょっとググッたところでも、山ほどヒットする。
で、採算性という意味では、個人による風力発電は、完全に趣味の世界。
太陽光発電は、ちょっとマシなので、非常用のバックアップとか、
商用電源のない場所では、それなりに威力は発揮しそうな感じ。
ソーラーパネルとしては、
シャープ NT-84L5H(84Wで6万5千円ぐらい)が手頃で人気な感じ。
もうちょっと安くしようとすると、中国の
サンテック製(ワットあたり500円強)とか、
NextEnergyの自主企画のパネル(ワットあたり400円弱)あたりがお安くてよさそう。
ざっと、100Wのパネルに5万円前後として、
充電制御は、
MoningStar社のサンセーバー(観測でも使った)とか、
国産だと、
未来舎の製品が評判よいようです。これが、1~2万円ぐらいか。
バッテリは、ユアサとかACデルコの100Ahぐらいのデープサイクルバッテリ(2~3万)を
使って、
未来舎か
電菱のインバータ(これが3~4万)を繋いで100VACを作るっていう感じ。
しめて、15万円のシステムで、がんばって過大に見積もっても、1日に0.5kW時。
一方、商用電力の単価(基本料金などを含まない従量部分)が、1kW時で約20円だそうな。
簡単のために、1日10円分として、15万円回収するのに、15000日=約41年・・・・
パネルを増やすと、その他の機器・バッテリも大容量のが必要になるから、
ちょっとぐらい大規模にしても、採算性はそんなに改善しないだろう。
#もともと、一般家庭の月々の電気料金なんて、せいぜい1万円ぐらいだから、
#家計の収支からすれば、たかが知れてるから、まあ、しょうがないんだけどね。
省電力生活を徹底して、太陽発電だけで賄うのでなければ、
最大の問題は、商用電源使用との共存だろうと思う。
もちろん、住宅屋がやってるシステムなら、ちゃんと共存して売電までできるだろうけど、
個人で適当に組んだ奴を商用電源に繋ぐのは、そう簡単に許可がおりないだろう。
(というか、ちょっと考えただけでも、かなり怖い。
・・・一応、第二種電気工事士の勉強してるとこだけど)
うまく、系統を分けて配線して、使い分けるのであれば、それなりになんとかできそう。
もう一個は、薪ボイラー発電。
これ、個人で、なんとかできないかなと考えた。
とりあえず、カーボンニュートラルってのがいい。
#そういえば、あんまり関係ないけど、ちょっと前に「
薪ストーブはなぜ暖かい?」
#なんて文章を書いた。(どこからもオーソライズされてませんが、一応、論文です)
ウッドボイラーってのは、50万円ぐらいで、結構よさそうなのがある。
(もうちょっと安く自作できんかな?)
基本的には、給湯・暖房用の設備なので、その分の電気代がまずは浮く。
これに、発電機をくっつけたい。たぶん、蒸気タービンまわすのが普通だろうけど、
スターリングエンジン発電システムなんてのもあるね。
(出力300W、量産時の価格は15万円だそうな)
あとは、薪の安定供給という点が問題。
薪の値段はこんな感じ。
というわけで、
充電制御とバッテリ、インバータを大容量仕様にして、
趣味的に太陽発電をサブに使いつつ、薪ボイラー発電をメインにして、
商用電力契約をやめて、省電力生活ってのをやってみたい。
#さて、どのくらいの電力量なら、現実的なんだろう?
#・・・・実際やる前には、ちゃんと計算しなきゃ。
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