ギターの音ってのが、主に、基音と倍音(2~7倍ぐらい?)の合成音であることは
なんとなく分かった。
でも、単純にサイン波の合成だけでは、
ブーンというブザ音にしかならない。
ギターらしくするには、各倍音をそれらしく減衰させる必要があるみたい。
というわけで、サンプリングした
SLP-180の5弦開放音(A)の各周波数の減衰を絵にしてみたのが、
これ(↓) (例によって縦軸は相対軸なので、絶対値そのものには意味はありません。)
110Hz~990Hzの各ピークの大きさの時間変化です。横軸は秒。
(安ギターなので、サステインは1秒もありません)
この減衰の曲線(?)をエイと指数関数でフィッティングして、
9つのサイン波を減衰させながら合成音を作ってやると、
一応、なんとなく、ギターの音に近づくんですが・・・
初期に響いていた440Hzの音の減衰がかなり早い。
330Hzの音の減衰がゆるやかで、最後のほうは、ほとんど330Hzの単音になっちゃう。
これって、このギターの特性なんでしょうか?
なにぶんにも、おもちゃみたいなギターなので、怪しさ満載ですね。
というわけで、次は、もうちょっとマシなギターの音をサンプリングして、いろいろ試してみようかと。
開放弦の音だけじゃなくて、普通に指で押さえて弾いた音も試してみましょう。
なんとなく、直感だけですが、きっと、出音の周波数特性だけじゃなくて、
こんなような各周波数の減衰特性なんてあたりが、結構、効いてるんじゃないかな。
「腰のある音」とか、「艶やかな音」とか、「篭った音」とか、
基音や、2倍音、4倍音の残りぐあいが、絡んでるんじゃないかな・・・と。
とりあえず、手持ちの3本のギターはやってみるとして・・・(やってみた→
3つのギターの音の減衰)
・・・・どっかに、ギターのクリーンな単音のWAVファイル落ちてないかしら?
ちなみに、これが
SLP-180の5弦開放のAをサンプリングした音。
これが
7つの正弦波を減衰させつつ合成して作った音です。
(ソックリとは言いませんけど、少なくとも、ブザー音よりは、ギターに近いかと)
#周波数ごとの減衰の可視化プログラムを公開してます→
ギターの音の客観的評価[1回]
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[2回]
http://guc.blog.shinobi.jp/%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%89%A9%E7%90%86/%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%84%E9%9F%B3%E3%81%A3%E3%81%A6%EF%BC%9Fギターらしい音って?
はじめまして!
2011/07/21(Thu)20:06
ちょうどギターの音を、物理的に計算して実際の音を再現するシミュレータを作れないかと考え、検索したところ辿り着きました。
音声の方聞きましたがすごいですね!
十分ギターの音に聞こえると思います!
個人的には弦をミュートしたときのような音の響きに感じました。
これからも頑張ってください。期待してます。
それでは、また訪問させていただきますね^^
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